こんにちは^^
チャリオットです。
今回のテーマは
「里帰り出産したかった理由」です。
当時はコロナ禍の出産だったため
里帰り出産できるかどうか
ハラハラしていました。
私の場合
切迫早産で急遽入院になった訳ですが
「今お世話になっているこの病院で産んでも良いかな♪」
というよりも
帰りたい気持ちが日に日に強くなるばかりでした。
「神様、どうか里帰り出産できますように!」
後半は毎日祈るほど(笑)
いつも妊婦健診でお世話になっている病院で
もし急に入院になったら
【個室可能?大部屋?NICUはある?】
確認済みですか?
こんなケースもあるんだなと
気軽に読んでもらえたら嬉しいです。
5週間の大部屋生活
最初は大部屋に自分だけだったので
「大きな部屋、貸切だぁ〜」と気楽に
過ごしていました。
しかしそこは病院。
次第に人が増えていきました。
当時は面会禁止
基本的に病室での会話はしない
となっていたので
直接は見えないのだけれど
カーテン越しに
耳から入って来る会話から
いろんな物語を感じました。
私の後に病室にやってきたけれど
早く退院された方がいました。
お子さんと旦那さんの事を心配している様子が
看護師さんとの会話から伝わってきます。
その方とは入院生活を半分共に過ごしたので
一緒に頑張っていた気がして
退院が決まった時、なんだか私も嬉しかったです。
その方の退院日当日、思い切って話しかけました。
挨拶する事ができて嬉しかったのを覚えています。
またある日は
大部屋での生活に耐えきれなかったのか
帰りたいと何度か相談している妊婦さん。
その方のベットが移動する音が聞こえたので
退院?と思っていたら
別の大部屋にその方1人だけの
ネームプレートを発見。
「あれ?この人1人しか居ない大部屋?
個室を希望したかったのかな・・
もしかして私、イビキとかうるさかったかな?!」
と想像してしまったり。
また別の日には
親族の冠婚葬祭に少しだけでも顔を出したいと
病院側に何度も相談するも
できないとわかった妊婦さん。
自主的に?相談後に退院されていきました。
いろんな選択・考え方があるよなぁ〜と
まるでオムニバスドラマのようでした。
退院まで1週間になった頃
いろいろあった入院生活も終わりに近づき
退院するなら来週あたり・・かも?
な事をドクターから言われ
退院を願って過ごしていた頃。
ある夜中
隣のベットに誰かが入院してきたのです。
「え?こんな夜中に入院?
・・でも病院だからありえるのか・・。」
びっくりするのもつかの間
ものすごくハァハァした息遣いと
飲み物をゴクゴク飲む音が聞こえて来るのです。
「・・大丈夫なの?!
もしかして出産が近い状態とか・・?」
こちらが心配になる中
隣の方は看護師さんと軽く挨拶を交わすと
眠りにつきました。
翌朝になってわかった事。
「えっ?!出産後だった?!」
隣からは赤ちゃんの声が聞こえてきました。
もちろん
「おめでとうございます!」
という気持ちもありました。
それと同時に
「これから出産を控えている人と
出産を終えた人が同室になるんだ・・」
と個人的には驚愕でした。
数日後にもう1人
出産を終えた人がやってきました。
夜中、赤ちゃんが泣くと
私も一緒に起きてまた眠るという日が
自分の退院まで続きました。
「まだママのお腹の中で元気に育ってね・・!」
と思う切迫早産という状況でなければ
そこまで神経質になっていなかったかもしれません。
私自身の心境
大部屋の生活は
思った以上に精神的にキツかったです。
入院中は定期的に
自分の子宮頸管の長さを計測するのですが
『長さによっては
里帰り出産できるかどうかわからない』
と言われ大ショック。
地元にある病院は
妊婦は基本「個室」入院で
NICUも備わっているんです。
「何かあってもすぐに対応できて安心」
というのが里帰りしたい1番の理由でした。
一方
今入院している病院は
NICUは無く、基本大部屋。
入院して3~4週間経つと
お腹の張りや胎動もより多くなってきて
張り止めの点滴が増やされる事も。
「ここで出産になった時、
もし赤ちゃんに何かあったらどうなるのか・・」
退院ができるとわかるまで
不安でたまりませんでした。
「明日、退院できそうですか?」
ドクターに聞くと
『まだ分かりません。
当日の朝の状態を里帰り先の病院に伝えて
できるかどうか決まります』
正直
「えぇ~~~!?」でした。
夫は仕事を休めないため
私の両親が朝
地元から病院に迎えに来る手筈になっていました。
迎えに来てもらっても
当日の朝、退院できない可能性もあるという事。
祈るしかありませんでした (/ _ ; )
退院前日の夜。
夜にお腹の張り具合をモニターで確認すると
いつもとは違う男性ドクターがやってきました。
「う~ん。念のために
張り止めの点滴、増やしましょう。」
ドキドキしながら眠りにつきました。
退院当日
地元の病院から許可が出たとの事で
朝、看護師さんが
車椅子で病院入口まで送ってくれました。
実家から来た車の助手席をベットのように倒し
寝た状態で地元の病院へ向かう車の中。
約5週間ぶりに家族と顔を見て
話すことができて
「あぁ、やっと安心して眠れる!!
周りを気にせず過ごせる~!」
退院できた嬉しさがこみあげ
ふと、看護師さんから言われた事を
思い出して両親に話していました。
『お腹の張り止め点滴を止めると
ハリ返しがあるかもしれないって。
退院したその日に出産になる人もいるし、
どうなるかは人それぞれらしいよ。』
この時は
まさか自分がこの後出産になるなんて
夢にも思っていなかったのです。
今振り返ると
入院できたこと自体ありがたい事ですよね。
お世話になったドクターや看護師の皆さんには
感謝の気持ちでいっぱいです。
5週間の大部屋入院生活。
「急に入院ってホントにありえる事なんだ・・」
実感した貴重な体験でした。